【アドラー心理学】もしテストで30点を取ったのび太くんに勇気づけの言葉がけをしたら

「ドラえもん」

「サザエさん」

「クレヨンしんちゃん」

「ちびまる子ちゃん」

言わずと知れた国民的アニメの数々です。

これらのアニメには共通点があります。

ちょっとデキないタイプの主人公が、失敗して、怒られて、そこから〇〇して、××して……

 

主人公の子どもが失敗したら、頭ごなしに怒られる、というのがお決まりのパターンです。

でも、のび太くんはいつも一生懸命なのに、反射的に怒られてばかりというのはどうなんでしょう。

もしのび太くんに勇気づけの言葉がけをしたらどうなるかな、と考えてみました。

 

のび太くんのいつものパターン

のび太くんがテストで30点を取ってしまったとします。

 

ママ

「の〜び〜た〜」(怒・怒・怒)

「どうしてこんな点取ったの!? おやつ抜きです〜」(怒)

「宿題を忘れるからこんなことになるのよ〜」

「勉強しなさ〜い」(怒)

  →と2階の勉強部屋へ追いやる

 

先生

「野比、なんだこの点は!」

「こんな点を取るとは、先生をバカにしてるのか!?」

 

もとのマンガやアニメをを確認したわけではありませんが、だいたいこんな感じですよね。

 

テストで30点を取ったのび太くんに勇気づけの言葉をかけるとしたら

では、のび太くんに勇気づけベースの言葉がけをするとしたら、どのようになるでしょうか。

 

ママ

「30点なんて、ちょっとショックだったね」

「○がついているこことここはわかってるんだよね」

「残りのこことここはわかりにくかったのかな?」

「ママと一緒に見直ししてみようか」

「もし、授業についていくのがしんどいようだったら、塾か何かに行って、自分のペースで勉強を見てもらうのはどうかな?」

 

先生

「野比、いつもはもうちょっと点が取れるのに、今回は悪かったな。何かあったのか?」

「どこかわかりにくいところがあるのか?」

「体調が悪かったり、何か心配なことがあったりしたか?」

「この間、宿題を忘れてきてたが、あの宿題はここを復習するために出したんだぞ。あの宿題をもう一度やって、わからないところは聞きにきなさい」

 

ま、こんなこと言ってたら、ストーリーが成り立たないんですけどね。

 

30点のテスト

ママ「の〜び〜た〜」(怒・怒・怒)

のび太「ドラえも〜ん」(泣)

ドラえもん「しかたないなぁ。はい、ひみつ道具!

 

となってこそ、ドラえもんの存在意義と、素敵なひみつ道具の活躍の場があるってもんで。

 

当たり前だと思っていた言葉がけをちょっとだけ見直してみる

ただ。

誰でも知ってる「ドラえもん」。

子どものときから繰り返し見るものなので、ここでのやりとりが日本人の中に刷り込まれている感じもします。

子どもが何かしでかしたら、怒るのが当たり前なんだ、と。

 

子育てって、結局、自分が親に育てられたことがお手本になるんですよね。

そして、もしかしたら、アニメやドラマにも知らず知らずのうちに影響を受けているのかもしれません。

「ドラえもん」や「サザエさん」を見ながら、「もしこのシチュエーションで勇気づけをするとしたら、どうするかな」なんて考えてみるのもおもしろいかもしれません。

自分の子どもに対してはついつい感情が先に立ってしまうけれど、アニメを見ながらだと冷静になれるかも。

 

でも「クレヨンしんちゃん」は、ちょっと異次元な気はするな

 

もし「ドラえもん」の中で、ママや先生が勇気づけの言葉がけをしたら、それがお決まりのパターンになったら、勇気づけも一気に日本中に広がるんじゃないかな、なんて、ちょっと夢想してしまいました。

そしたらドラえもんの居場所がなくなっちゃう

 

具体的な言葉がけについては、こちらの本がオススメです。

 

 
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