【アドラー心理学】「聴く」ことは時として「話す」よりパワフル ☆ ELM第2章「聴き上手になる」

 

「話すよりも聞くほうが大切」

「聴き上手になりましょう」

などという言葉を耳にすることはないでしょうか?

内容を考えたり自分から発したりしなければならない「話す」に比べて、「聴く」は何もしなくてもとりあえずできることなので、簡単だと思われがちです。

しかし、意識することがないぶん、「聴く」ことには意外な難しさがあります。

「聴き上手」になるには、いったい何が大切なのでしょうか?

子育てで大切なこととは

私は何かを始めるとき、まわりにいるその道の先輩にインタビューをしてみることがあります。

 

「結婚したい!」と思ったときは、会社の中の結婚している人に、

「結婚で大事なことは何?」

「結婚は恋愛と同じもの? それとも違うもの?」

などと聞いてまわりました。

 

ほぼすべての人の答えは

「結婚は恋愛とは別。生活だからね」でしたが、一人だけ「結婚は恋愛の延長……と思いたい」と答えた男性がいました。

 

たまたまだと思いますが、その男性はその後離婚…

 

私はそのインタビューを胸に、今の夫と結婚し、いろいろありながらも楽しい結婚生活を送っています。

 

子どもが産まれたときは、とても素敵な子育てをしているな〜と思っていた女性に、「子育てで大事なことは何ですか?」と質問しました。

 

そのときの答えは、

「子どもが話をしてきたときは、手を止めて、話を聞いてあげて」

 

「もちろん子育ては日々バタバタなのでそうできないときもあるけれどね〜」と笑われていましたが、その言葉は私の心に残りました。

そして、子どもが話しかけてきたときには、できる限り話を聞くようにしました。

子どもが思春期真っただ中の今、彼女の言葉は本当だったな〜、ありがたかったな〜と実感しています。

 

また、産業カウンセラーの養成講座を受けたときに学んだ「傾聴」は、子育てでもとても役立ちました。

 

「聴く」ことには、ある意味「話す」以上のパワーがあるのかもしれません。

 

 

ELMの第2章は「聴き上手になる」

 

ELMの第2章は、「聴く」ことがテーマ。

ワークを通して、話し手に「自分の話を聴いてもらった」と思ってもらうには何が大切かを学びます。

 

「聴く」ときのポイントには、態度マインドの両面があります。

態度とは、目に見える部分で、話を聴くときの姿勢、あいづちの打ち方や、表情など。

「マインド」とは、相手に共感すること、相手の立場に立って、相手が話していることを、相手が感じているように聞き手も感じることです。

当たり前のことのようですが、これが難しいんですよね。

相手の話を聞いていると、自分の経験や思いが浮かんできて、それで自分の中はいっぱいになってしまったりします。

相手の話を聴くときに最大のネックとなるのは、実は自分の中に浮かんでくる思いかもしれません。

 

ELMでは、「聴く」ことについて、この両面からアプローチしていきます。

「聴く」ことの奥深さを体験してみてください。

 

 

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