【アドラー心理学】自己肯定感を高めるってどうしたらいいの? ☆ ELM第9章「自分のよさを再発見する」

「自分のいいところを10個あげてください」

そう言われて、あなたはすらすらと10個あげることができるでしょうか?

いいところをガンガン言うなんて、なんだかゴーマンな人みたいですよね。

「欠点だったらすぐに言えるんだけど」

そういう謙虚な人が多いはず。

そんな人にこそ受けてほしいのがこのELM第9章です。

 

自己肯定感とは

私が初めて「自己肯定感」という言葉を知ったのは、ベストセラーとなった『子育てハッピーアドバイス』です。

 

「自己肯定感」とは、ありのままの自分にOKを出すこと。

この本では、次のように説明されています。

 

「自己評価」とは、

「自己肯定感」

「自尊感情」ともいいます。

ひらたくいうと「自信」ですが、

単に自信が持てないということではありません。

算数ができる、

スポーツができる、

そういう自信ではありません。

 

「自己評価」とは、

自分は生きている意味がある、

存在価値がある、

大切な存在だ、

必要とされている、

という感覚のことです。

これが生きていくうえで、

いちばん大切です。

 

 

自己肯定感が低い日本の子ども

日本の高校生の自己肯定感が低いという調査結果があります。

国立青少年教育振興機構が2015年に行った調査によると、

「自分はダメな人間だと思うことが ある」という項目に対して、

日本では「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答した割合が70%を越え、

アメリカ45%、中国56%、韓国35%に比べて際立って高かったのです。

(詳しくはこちら

 

日本という国は、自己肯定感を高めにくくできているように感じます。

 

そもそも、「自己肯定感」なんて言葉、私が子どものころにはありませんでした。

 

今でも、

自分で自分をほめるなんておかしい、自分にできるのははただひたすら努力することのみ。

黙って努力をしていれば、見る人は見ていてくれる。

とくにポジティブな評価は他の人から受けて初めて価値を持つものだ、

という感覚のほうが根強いのではないでしょうか。

 

なにせ、オリンピックで2大会連続でメダルを取って初めて「頑張った自分をほめたい」と言うのが許される、それが感動を呼ぶ国なんですよね。

ちょっと日本人をやめてみよう

日本で美徳とされていることはこんなことです。

 

 謙虚

 謙遜

 我慢

少年ジャンプ?

そして、もし人からほめられたら「いえいえそんなことはありません」と否定するのがマナーのようになっていますよね。

 

でも、「自己肯定感」とは、がんばった先にあるものではありません。

今日まで生きてきたのだってたいしたもの。

今、ここにいるあなたには素敵なところがたくさんあります☆

 

とりあえず、ほめられたら「ありがとうございます」と答えるところから始めてみたらいいかも☆

 

ELM第8章「自分のよさを再発見する」

そうは言っても「自分にはとくにがんばっていることも、魅力もないし……」というあなた!

ELM第9章では、受講している仲間と一緒に、お互いの「よいところ探し」をしていきます。

私たちは、自分のよいところを見つけるのには苦労しても、人のよいところはすぐに言えたりするんですよね。

また、他の人に見てもらうと、自分では意識していない意外なところをほめられたりします。

とても盛り上がるワークですよ。

 

これは楽しいワークなのですが、自分が自分のよさを受け入れるって、これまで自分のことをあまり見ないようにして生きてきた人にとってはなかなか大変だったりします。

ありのままの自分、そして自分でもよく知らなかった自分の素敵をまるっと受け入れるワーク、一緒にやってみませんか?

 

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