株を始めてみたいけどなんとなく怖い、そう思っている方は多いのではないでしょうか。
「今は低金利だから、銀行にお金を預けていてもいくらも利子はつかない」
「テレビで桐谷さんを見たのだけど、株主優待ってなんだかよさそう」
「でも、株ってよくわからないし、損をするのはイヤ」
そう思うのはもっともだと思います。
私は株主優待株を中心に株式投資をして10年以上になります。
その中ではいろいろなことがありましたし、今はコロナショックで含み損ハンパなく、買ったときの半値になったものもチラホラ……
でも、私は“損”はしていないし、株をやめるつもりもありません。
ここではそんな私の株式投資に対するスタンスについてご紹介します。
株で“損をする”とはどういうことか
株価は上がったり下がったりします。
もし株を買ったとしたら、値上がりするものもあれば値下がりするものもあるでしょう。
しかし、利益も損失もその株を売らない限りは確定しません。
どんなに口座の数字がマイナスになっても、それは数字だけのものなのです。
まぁ、逆に言えばどんなに含み益があっても、それで何かが買えるわけじゃないんだけどね
いっときは含み益があってもじきに含み損になることもあれば、含み損だったものがプラスになることもあります。
株は引き出さない限りは“損”にならないのです。
厳密に言えば、上場廃止や最悪倒産ということもありますが、またそれは別の話で……
たとえ含み損でも配当と株主優待は届く
口座の中で含み損となっていたとしても、配当と株主優待はちゃんと届きます。
あまりに業績が悪いと、配当が減ったり優待が廃止されたりというリスクはありますが。
株価上のソンやトクは数字上のものなのに、そこからリアルなトクの配当と優待が生まれるんですよね。
しかも、半年に1度、または1年に1度、律儀にずっと続きます。
そう考えると株って不思議な世界です。
モスバーガー食べ放題の日々はなぜ終わったのか
私が最初に買った株の中にモスバーガーがあります。
何もわからないときにチャートも見ずに憧れだけで買ったので、買ってすぐに株価はけっこうな含み損に……
いわゆる「塩漬け」というやつですね。持ち続けるしかありません。
ただ、モスバーガーの優待は、モスバーガーで使える優待券が半年ごとに1万円分というものでした。
1年で2万円分!
株価は沈んだままでずっと持ち続けるしかなかったので、そのころはモスバーガー食べ放題(笑)
夕飯の支度が面倒だな〜というときには「モス行こうか!」でずいぶん助けられました。
そして何年かたち、ようやく株価が上昇してプラスとなりました。
それにホッとして売ると、その後もどんどん株価は上がってしまい、買い戻せないエリアに……
今、思い返すと、マイナスだったからこそずっと株を持ち続けることができたのだなぁ、と。
優待を満喫していたあのころは、それはそれでよかったような気もします。
たとえ株価が下がったとしても、株にはこんなメリットがあるという一例でした。
絶対に引き出さない定期預金と思って株を始めてみてはどうでしょう
私の株に対するスタンスは、株の口座に入れたお金は絶対に引き出さないです。
そして、株主優待と配当を手に取れる利益として楽しんでいます。
今は株を買うのが楽しいので、配当も全部証券会社の口座に入れて新たな株を買うのに使っています。
そして、ゆくゆくは老後生活のゆとりのために、配当を年金にプラスしていけたらいいなと考えています。
ですので、家を買うための頭金、子どもの進学資金などのような、いつかは使うお金を殖やすために株を買うのはオススメしません。
また、100万円を元手に1億円にしたい、というような、値上がり益を大きく狙いたい人にはまた違うやり方が必要です。
グッズが欲しくて定期預金を契約したけど、解約が面倒でついそのままにしている、なんてことはありませんか?
え、カープグッズ欲しさにカープV預金に預けて15年も放置してた私だけ!?
お金を引き出さないのであれば、株の口座も定期預金も一緒じゃん。
定期預金の利息は雀の涙にもならないけど、株なら3%超の利回りだったり優待が貰えたりするから株のほうがいいよね。
これが私の株式投資に対するスタンスです。
高優待・株主優待アリの株から買ってみよう
今は株主優待を実施している会社がたくさんあるので、10万円以内でも高配当・優待アリの株がいろいろ見つかります。
たとえ株が塩漬けとなってもショックが少ないように、手をつけなくても大丈夫なお金の範囲で、まずは配当3%以上・株主優待アリの株の中から買ってみましょう。
株があなたの生活に彩りを与えてくれますよ。
オススメの株についてはまた別記事でご紹介しますね。