【投資】初心者が株を始めるのに一番いい時期はいつなのか

コロナショックで株価が暴落した今、証券会社に口座を開く人が増えていると言います。

でも、本当に今は株を始めるのにいい時期なのでしょうか?

そもそも、初心者が株を始めるのにいい時期とはいつなのでしょうか?

ここでは、株主優待と配当を楽しみに投資をしている立場から、株式投資デビューはいつがいいのかについて考えてみたいと思います。

株価は変動する

「株」というといろいろな専門用語が飛び交っていたり、高いだの安いだの言っていたりして、なんだか難しいイメージですよね。

でも、利益が出るしくみはシンプル。

「安いときに買って、高いときに売る」これだけです。

ただ、いつが本当に安いときで、いつが本当に高いときなのかは誰にもわかりません。

 

証券会社の専門家だってわかっているわけではないのよね

安い! と思って買うともっと下がるかもしれないし、どんどん上がっているからと思って買うと、そこがいちばん高いポイントで、あとは下がっていくかもしれません。

 

買うと下がる……あるあるだよね〜

ただ、株価はランダムに動いているのではなく、ある程度のパターンはあります。

そのパターンの中で、比較的株価が安いであろうときに買うのがオススメといえばオススメです。

オススメの時期1 株式市場全体が暴落したときに買う

今、コロナショックで大きく株価が下がっています。

果たして今は株を始めるのにいいタイミングなのでしょうか?

結論から言うと、私は、今は株を始めるのにいいタイミングだと考えています。

 

っていうか、今から始められる人がうらやましいよ〜

このように、株式市場では定期的に株価が大きく下がる暴落が起こります。

この暴落にも大きなものと小さなものの2種類があります。

バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災などは大規模な暴落で、数年単位で株価が下がることも。

そこまでの規模でなくても、実は1年のうち何度かは株価が下がるタイミングがあります。

たとえば、トランプさんがアメリカ大統領に選ばれたとき。株価は一時的に暴落しました。しかし、すぐに復活してその暴落が錯覚だったかのようにアゲアゲ調子になりました。

株を買うのにまずおススメするのは、このような暴落のときです。

株って下がるときは早い! ので、下がって下がって、そろそろ底をついたかな〜、ちょっと上がってきたかな〜、というときに買えればいちばんいいと思います。

ただ、問題点もあります。

そもそも暴落がいつ起こるかわからないので、「株を始めたい」と思ったときに株式市場がアゲアゲ基調だと無理

今はコロナショック、正真正銘の大暴落中。このようなときには、投資デビューを考えてもいいと思います。先にも書いたように、私から見ると数年に一度のチャンスです。

でも、すでに株価が高値圏だったときはどうすればいいのでしょうか?

次の暴落をずっと待っているわけにも行きません。

そのような場合は小さな暴落を逃さないようにしましょう。

今のような非常時でない、普通の年でも、1年のうちに1度くらいは暴落は起こります。

 

不思議なことに起きるんですよね

なので、普段から株価をチェックしておいて、下がったタイミングで買ってみるのがいいのではないでしょうか。

下がっていても、いつが底だかわからない。安いと思って買ってももっと下がるリスクがある

株の世界には「落ちるナイフをつかむな」という格言があります。

株価が下がっているときはどんどん下がるものだから手を出してはいけない、という意味です。

コロナショックの今、株価は確かに下がっていますが、もしかしたらこれからもっと下がるかもしれません。

リーマンショックのときは、一度暴落して、回復傾向を示したあと二番底が来てさらに株価が下がりました。

コロナショックは3月に底を打って、4月末の現在は回復傾向にありますが、ここからもっとひどい二番底が来ると予測している人もいます。

個人的には今は買い時だと思いますが、この先もっと株価が下がる可能性も十分あると思います。

でも、だからといって買わずにいると、二番底が来なくて目の前にあった安値で買えなかった、ということになるかもしれません。

今株を買ったとすると、短期的には下がっても、3年、5年という長い目で見ると、回復する可能性のほうが高いのではないかと思います。

リーマンショックも、東日本大震災のときも、株価は時間がかかっても回復しています。

もし買った株が下がったとしたら、「高値圏で買った人に比べれば、マイナス幅は小さい」そう思って回復を待ちましょう。

オススメの時期2 権利落ちのときに買う

上の暴落は株式市場全体の話ですが、個別株もそれぞれ特有の値動きをしています。

中でも一般的なのは、配当や株主優待の権利が得られる権利確定日に向けて株価が上がり、それを過ぎると下がるというパターンです。これを「権利落ち」と言います。

一般的には、配当や株主優待をゲットするために権利日前に株を買うのが普通です。

しかし、目の前の権利をぐっとこらえて権利落ちのときに買うと、安く買える可能性が高くなります。

ただ、この買い方には次のようなデメリットがあります。

次の権利日まで時間があるので、権利落ちで安く買ったつもりでも、もっと下がってしまう可能性がある

株価は生き物。ちょっとしたことですぐに動きますし、特に下がるときは早く、急激に下がります。

半年もあればいろいろなことが起こります。

権利前と比べて「安く買えた♪」と思っていても、コロナショックのようなことが起こってもっと安くなることが往々にしてあります。

株式投資にとって半年というのはそれなりに長い時間ではあるのです。

配当や株主優待を手にするのが遅くなる

配当や株主優待は、権利を得たらすぐにゲットできるのではなく、実際に手にできるのはだいたい権利月の3カ月後になります。

権利落ちから始めたとすると9カ月後……

ちょっと長すぎですよね。

株を始めるときは、できるだけ早く株主優待の喜びを感じてほしいんですよね〜

株価が下がるリスクがあるだけに、優待・配当のヨロコビがあるのとないのとではモチベーションも違ってくるような気がします。

で、結局いつが買い時なのか?

これまで説明してきたように、一般論として株価が安くなる時期はありますが、絶対に間違いのない買い時というものはありません。

いつ買っても値下がりのリスクはついてまわります。

コロナショックのような非常時ではない平常のときに、もし自分がこれから株を始めるのだとしたら、普段から株をウォッチしておいて、1年の中で暴落したときに権利日が比較的近い株を買うのが理想的かな〜、と思います。

ただ、株は一度買ってそれで終わりというものではありません。

そういう意味では、「思い立ったが吉日」

自分が興味があって、安く買える銘柄の中から、権利日の近いものをまず1つ買うのがいいのかなと思います。

自分で株を持って、日々ウォッチしていくことは、株を始めずにただ考えているよりもはるかに大きな学びを与えてくれます。

その経験をもとに、次の株を買っていけばいいのではないでしょうか。

株を買う前の準備・注意点

1 情報を集める

株を買うには情報を集めなければなりません。

特に、チャートを見て、全体的な流れや今が高いときなのか安いときなのかを知ることは基本です。

証券会社に口座を開けばいろいろな情報を見ることができますが、それ以外で使いやすい情報源は「Yahoo! ファイナンス」です。

会社情報、チャート、配当、株主優待などの基本的な情報が見やすいですし、「掲示板」があるのでいろいろな人の意見やリアルタイムの情報を知ることができます。

 

荒れてることも多いけど、その株に対するリアルな感じがわかるよ

それ以外におススメなのは、株式関係のブログを読むことです。

自分がしたいと思っている投資スタイルと近い人のブログを読むといいですよ。

私は、株主優待系のブログを読んで、どの株を買うかの参考にしてきました。

 

憧れも広がるのよね〜

2 おずおずと、ゆっくり始める

株は貯金などとはまったく違う世界ですし、お金がリアルに増えたり減ったりするものです。

値動きが大きく、損をするとすぐに目に入るのでメンタルがやられやすい面もあります。

最初は、少額で、ひとつずつ株を買い、ゆっくり始めましょう。

もし20万円の株を買って2割減ると4万円のマイナスですが、5万円の株だと2割減で1万円のマイナスです。最大限に損をしても5万円の範囲ですみます。

大切なお金です。よくわからないときから大きなリスクを取るのは避けましょう。

3 塩漬けになっても悔いのない銘柄から始める

株価が下がって売るに売れない状態になることを「塩漬け」と言います。

株主優待目当てで始める場合は、自分が生活の中で使える優待がある株を選びましょう。

たとえ株価は含み損になったとしても、半年(または1年)に1度、必ず優待が届くので、株を持っているメリットを感じることができます。

たとえば、主にフードコートに飲食店を出しているクリエイトレストランツという会社があります。

ここの株を6万円で100株買えば(4月末の株価)、半年に1度2000円分、1年で4000円分の食事券が届きます。

6万円がたとえ3万円になったとしても、8年持てば元が取れることになりますよね。

 

実際には配当もあるし、クリレスなら上がる可能性のほうが高いんじゃないかな

小さく始めて、ゆっくり、長く育てよう

株はリアルにお金が増えたり減ったりすることなので、怖いとは思いますが、実際に始めてみないことにはその感覚はわかりません。

そういう面から言うと、最初の買い時にこだわりすぎるよりも、まずは小さく始めて、自分なりの感覚をつかんでから買い時をねらうくらいがいいのかもしれません。

素振りで理想のフォームを追求するよりも、まずはバッターボックスに入ってバットにボールを当てていく、そこから始めてみましょう。

 

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