数年前に、ひとり暮らしの母親が施設に入ることになり、実家を売却しました。
とてもとても大変でした……
そのときの反省から、一軒家をできるだけラクに片づけるためのステップを考えてみました。
7つのステップはこちら
ステップ6はこちら
ここまでの片づけ、おつかれさまです。
ステップ6までで家の中の自力で処分できるモノは片づいたことと思います。
ここまでで片づかなかったものは、専門の業者に依頼して処分しましょう。
不用品引取を業者に依頼する
大きな家具は粗大ゴミに出すのも難しかったりします。
冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンの家電リサイクル法の対象製品は、リサイクル料金を払ったうえで、購入した店舗などに引き取りを依頼しなければならないといったきまりがあります。
消火器や金庫などは、自治体のゴミ収集では引き取ってもらえません。専門の業者に依頼する必要があります。
このように、自力で処分するのが難しいものは、業者に引き取りを依頼することになります。
業者に依頼することのメリットは、なんといっても時間がかからないこと。
また、重くて大きな家具でもすべて運んでもらえます。
料金は、業者によってさまざま。
料金体系としては、タンス1ついくら、というようにモノごとにかかるもののほかに、トラック1台に載せられるだけ載せていくら、というようなシステムもあります。
また、引き取り代金のほかに、対応人数、2階以上、解体費などが追加料金となる場合も。
不用品引き取りをしている業者は多いので、何社か見積もりをして依頼先を決めることをおススメします。
私が業者に処分を依頼したモノ
実家の片づけは私一人で行ったので、自力で自家用車で運べるような家具・家電は大型ゴミセンターに持ち込み、洗濯機などの家電類は引き取ってくれる人が見つかりました。
しかし、大きな家具は、自治体の大型ゴミに出すにしてもゴミ収集所まで運ばなければならなかったので断念し、業者に依頼することにしました。
私が最終的に業者に処分を依頼したものは、次のようなモノです。
・タンス
・食器棚
・ベッド
・テーブル
・金庫
実家の売却をお願いした不動産会社が手配してくれた業者に依頼して、約6万円でした。
また、庭にあった物置も「処分しておいてください」ということだったので、専門の業者をネットで探して解体・引取をしてもらいました。
それが約3万円。
そのときに、土台のブロックの引取も一緒にお願いして、プラス1万円でした。
物置は、男手があって自力で解体できれば、解体後の鉄板パーツは大型ゴミセンターに持ち込めたと思うのですが、さすがに解体する元気はなかったので、業者にお願いしました。
見積もりに来て、そのまま解体してもらうことに。
数時間で、あっという間にどっかり庭に存在していた物置が跡形もなくなったので、やはりプロはすごいなと思いました。
時間と人手があれば、片づけをすべて自分たちで終わらせて、ほとんど費用をかけないで済ませることもできると思います。
私の場合は、これで精一杯でした。
やはり実家の片づけをして、すべて業者にお願いしたところ60万円かかった、という話も聞いたので、大変だったけれど自力でできるところまでは頑張ってよかったと思いました。
まとめ
実家の片づけ、確かに時間的にも、体力的にも、精神的にも大変でしたが、それだけに片づけが終わったときには、「やりきった感」「“カタをつけた”感」がありました。
いろいろと思い入れが深い実家という場所だけに、時間と労力をかけるかいはあると思います。
実家の片づけは、単なるゴミの処理ではなく、家族を見つめ直し、自分を見つめ直す時間でもありました。
しかし、体力的にも精神的にも消耗が激しいのも事実。
実家の片づけに、時間や労力をかけられない人も多いと思います。
お金で解決できるところは割り切って解決すればいいと思うので、自分たちにとって納得感があり、未来につながる実家の片づけをしてください。
ここまでの記事がそのための手助けになればうれしく思います。