[B2-1C 横浜スタジアム]
カープで前田健太の大リーグ移籍以来空いていた背番号18を背負ったゴールデンルーキー森下暢仁(まさと)。
地方紙ではプロで1球も投げないうちから広告に登場。
またこれがヤバい。
ポージングからして野球関係ないというか……かわいすぎでしょ!
もしこれでプロで投げられなかった、ぜんぜん通用しなかった、なんてことになったらどうするんだろうと、ひそかに我が家で心配されていました。
今日は待ちに待った森下くんのプロ初登板。
ここ最近の練習試合で打ち込まれていたので、ちょっと不安もありました。
しかし、先頭打者にこそヒットを許しましたが、森下くんは落ち着いて強いボールを投げこんでいきます。
ストレートは最速154キロ。変化球もコースに投げ分けます。
球が速いのに制球力があるってホント素晴らしい!
強力DeNA打線に得点を許さず、7回104球、4被安打8奪三振の堂々たるピッチング。
打席のほうでも、ランナーを置いた場面での、プロ初バントを難なく決めました。
しかし、試合は、1-0でリードしていた9回に、抑えのスコットが打たれてサヨナラ負け。
そもそも今年のリリーフ陣で1点差を逃げ切ろうと思ったのが甘かったですね……
今日の広島版1面です。森下さん、7回8奪三振無失点と鮮烈なデビューを飾りました。初勝利は幻と消えても、我々に衝撃的なインパクトを残してくれました。紙面では、複数の場面を取り上げながら好投を振り返ります。(河合 洋介) pic.twitter.com/xEuX6pQImn
— スポニチ カープじゃけぇ (@Sponichi_Carp) June 22, 2020
プロの洗礼というのは、相手チームから浴びるとは限りません。
チームの先輩たちが若手に容赦なく浴びせてプロの厳しさを教える、それがカープの伝統です。
「勝ちたいと思うのなら自分で打て」
背番号18の偉大なマエケン先輩の声も聞こえてきます。
バントだけでは足りないのです。
ともあれ、プロ初登板としては十分な、素晴らしい投球でした。
すんなりとした背番号18の細身の右腕が投げる姿には、ついマエケンを重ねてしまいます。
あの暗黒時代、マエケンの成長を見ることだけが心の支えでした。
この若者がたくましさを増し、抑えたり打たれたりしながら成長していく姿をこれから見られると思うと楽しみでなりません。
今年の目標は、あのヤバいかわいさを球場で見ることです!