どんなに強いチームでも全部の試合を勝てるわけではないから【2016.7.20 vs中日】

強くなることのメリットは、ひとつの負けにカリカリしなくてすむことだ。

プロ野球ではどんなに強いチームでも全部の試合を勝てるわけではない。

今日なんかは、大瀬良くんが毎回失点して、試合序盤で5-1と大差がついたにもかかわらず、今年のカープらしい粘りのある、相手の弱みにもつけこむ攻撃で、6-6の同点まで追いついてしまった。

こうなると球場のムードは押せ押せ。今日もカープのサヨナラ勝ちだとカープファン全員が思ったはずだけれど、さすがにそうもいかず、10回表に中日に勝ち越されて負け。

でも、持ち味を生かした攻撃で6-6まで追いついたことで、今日の試合には十分すぎる意味があったと思う。

カープの勢いはまだ失われてはいない。

大瀬良くんも3回4失点と結果が出せず残念だったけれど、彼にとってもチームにとってもこれからの方向がクリアになったという点ではよかったのではないだろうか。

福井、きょんぺーと、先発6番手として試してみたい投手はまだまだいる。

 

高卒ルーキーの今村猛を学徒動員せざるをえなかったあのころを思えば、今はなんとぜいたくなことか。

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