野間峻祥 2軍でプレーする意味【2016.9.14 vs阪神】

[C6 – 4T 甲子園]

野間くんが前回のスタメンのときから打順を一つ上げて、6番レフトで先発。

阪神の先発は藤浪くん。1回、セイヤが内野ゴロで打点をあげた直後、2アウト1、3塁から156キロの直球をレフト前へタイムリー!

速球に弱いとされていた打者が、この日最速160キロを記録した藤浪くんのストレートを打ち返した。

6回にはピッチャー強襲の内野安打。8回にはチャンスを広げるセンター前ヒット。続く安部のツーベースで1塁から俊足飛ばして逆転のホームを踏む。

 

緒方監督のお墨付きで入団した去年。一度も2軍に落ちることなく1軍に帯同したけれど、チームの低迷もあって野間くんへの風当たりは強かった。

そして今年。開幕こそ1軍だったものの、すぐに2軍へ。快進撃を続ける1軍に呼ばれることなく、やっと上の打席に立てたのは優勝決定戦の翌日だった。

ともにレギュラーを競っていたはずのセイヤは大ブレイクを果たし、はるか先へ。

しかし、2軍で1番センターをシーズン通してこなし、試合に出ながら課題と向き合ってきたことは、1軍に上がってからの打席にもしっかりと表れている。

1軍の試合でしか学べないことは山ほどあるけれど、2軍で試合に出続けることによってこそ育てられることもまたある。

2軍のレギュラーもまたチャンス。消化試合でのレギュラーもまたチャンス。そのチャンスをきちんと生かしきったのはさすが期待の大卒ドラ1だ。

この「消化試合」での頑張りは、もしかしたらCS、そして日本一へとつながっているのかもしれない。

 

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