リアル二刀流・大谷翔平に対して得点パターンフルコース【日本シリーズ第1戦 2016.10.22 vs日本ハム】

[F1 – 5C マツダスタジアム]

3年前、鳴り物入りのルーキー大谷くんが、交流戦のセリーグ本拠地で初めてDHなしのリアル二刀流で投げるというので急遽マツダスタジアムで観戦したことがあった。

あのころは直前でも余裕で内野指定席が取れたよなぁ。

大谷くんに勝ち負けはつかなかったと思うけど、松山がホームランを打ったのは覚えている。

なお、日記を確認すると、試合そのものは「うちの投手が語るに値せずで負けた」と書いてある。たった3年でここまで変わるものなんだ(感涙)

 

今日の広島は朝から雨。天気予報では、朝だけ降って天気は回復するということだったけれど、午後になっても降り続く。

もっとも雨には慣れっこのマツダスタジアム&カープファン。夕方には、このくらいの降りなら試合するだろうな、という程度の小雨になった。

ドーム球場を本拠地にする日本ハムに対して有利にはたらきますように(祈)

 

日本シリーズ初戦。試合前セレモニーも盛りだくさん。

吉川晃司が開会を宣言し、国歌斉唱。低く抑えめに初めて、最後1オクターブ上げて歌い上げる。ちょっとロックな感じ?

 

カープの先発はジョンソン。1回表、サードに飛んだ打球を捕った安部がファーストに投げた球が逸れて先頭打者が出塁。記録は内野安打だったけれど、安部やっちゃった感が。その後ワンアウト1、3塁のピンチとなるが、中田翔と陽岱鋼を抑えて無失点。その後もランナーを背負っても粘り強く抑えていく。

 

大谷くん、電光掲示板には次々に150キロ台の数字が表示される。力を入れて投げているわけではなく、普通に投げて157キロとかが出るのね。力を入れて投げたら165キロとか出るんだものね、そういうことなんだね。

カープファン、表示を見てはどよめきっぱなし。打てる気がしない。。。

 

 

得点パターンその1 インチキ

2回ウラ、先頭のセイヤがフォアボールを選んで出塁。1アウト後、さっきやっちゃった安部が覇気出してミスを取り返すライト前ヒット! 大谷くんからヒット打った! ワンアウト1、3塁。

ここで打者は石原。スクイズしようよと思っていると、監督もそう思ったようでスクイズを試みるもバント失敗。確かに大谷くんの球はバントするのも難しそうだけど。。。 そして2ストライクのあとヒッティングに切り替えるも空振り三振。

そこで安部がセカンドへ走る。キャッチャー大野からの送球はちょっと低く、ベースカバーしたショートと合わない。そのスキにセイヤがホームイン! ダブルスチールで1点先制〜〜

よく見ると三振した石原は、スイング後一歩前に出てさりげにキャッチャーを邪魔していた。さすが石原、インチキの帝王。そして、そもそもこれはキャッチャーからの送球はピッチャーがカットするというサインを大谷くんが見落としたのではないかというもっぱらの噂であった。

打てぬならインチキでもいいや先制点

 

パターンその2 ホームラン

今日の4番は松山。3年前のホームランを買われたのね、きっとそうだ。松山しか打てそうな人が思い浮かばなかったのね。うんうんわかる。

 

その松山が4回裏、大谷くんからまさかのホームランを打った!!!!!

期待に応えるアンパ〜ンチ〜〜

 

そして同じ回、エルさまがホームラン〜〜

大谷くん、今シーズン初めての1試合2ホームランを浴びる!!!

 

パターンその3 タナキクマル

7回ウラ、日本ハムは大谷くんから石井にスイッチ。

大谷くんからはノーヒットだったCS MVPコースケ、普通のピッチャーなら大丈夫なようですかさずツーベース! 菊池は送りバントで1アウト3塁。ここで丸がきっちりタイムリー! タナキクマルできっちり追加点!!

続く新井さんとセイヤがフォアボールを選び、満塁となったところでエルさまがライトへ大きな犠牲フライを放ち、ダメ押しの1点。

 

パリーグの優勝決定戦で1安打完封なんてものをやってのけた、マンガの主人公が現実に飛び出してきた大谷くんから点が取れるかとても心配したけれど、終わってみれば合計5得点。確かにインチキとホームランで連打はないのだけど、短期決戦だし勝てばいいのよ、勝てば。

 

対するジョンソンは、6回を無失点。しかし、続投した7回、レアードにソロホームランを打たれてスシを握られ、その後もジョンソン自身の1塁ベースカバーが遅れるミスや連打でピンチを作り、2アウト1、2塁で今村にスイッチ。

今村もボールが先行する苦しい投球。なんとか3ボール2ストライクとするけれど、アップアップなのが見ていてわかる。そんな今村を後押ししようと観客席からわき上がり球場を包む歓声。その歓声が後押しして岡大海をレフトフライに打ち取りスリーアウトチェンジ!!

 

8回はジャクソン。9回は中崎。ランナーを背負いながらも無失点で抑えた!!

 

大谷くんが相手ということで、「ジョンソンを当てずに温存したほうがいいのでは」なんてことが頭をよぎった私が愚かでした。ごめんなさい。

逃げずにエース対決を挑み、正攻法が難しいのならばインチキ、、、いや、機動力を使ってでも1点をもぎ取っていったカープの勢いが勝ち取った1勝。

これは大きい。

 

 

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